1月17日(金)に開催予定のUCSFセミナーでは、UCSF, Diabetes center所属の松崎 潤太郎さんに「血中マイクロRNA診断研究の現状と未来」という演題でご講演いただきます。
松崎さんは2005年に慶應大学医学部にてMDを取得後、消化器内科医として研鑽を積まれました。2013年に慶応大学医学系研究科でPhDを取得された後、2015年から2019年まで国立がん研究センターで研究員を務め、血中のマイクロRNAを用いたがんの早期診断法の開発などの研究に従事されました。2019年の夏から、UCSF Diabetes CenterのMacmanus Labにポスドクとして赴任されています。
本セミナーでは、松崎さんがこれまで日本で取り組まれていた、血中マイクロRNAによるがん診断の最前線についてお話いただく予定です。なお、今回はBASとUCSF日本人医師の集いの共催企画となります。どうぞ奮ってご参加ください!
=== === === セミナー詳細 === === ===
演題名:血中マイクロRNA診断研究の現状と未来
(Circulating microRNA diagnostics: recent progress and perspective)
演者:松崎 潤太郎 (Juntaro Matsuzaki, MD Ph.D, Postdoctoral Scholar)
所属:UCSF, Diabetes Center, Mcmanus lab
日時:1月17日 (金) 午後6時半開場、午後7時講演開始
場所:UCSF Mission Bay Campus, Mission Hall, Room MH-1400 (1F)
550 16th Street, San Francisco, CA 94158
会場の案内:
今回はMission Hallでの開催です。通常とは開催場所が異なりますので、ご留意ください。建物の入り口は4th street側です。建物中央にある警備デスクで入館手続きを済ませて下さい。入館手続きの際にPhoto IDの提示を求められますので、運転免許証などの身分を証明できるIDをご持参下さい。
参加費:$5 (軽食を用意します) ※学生無料
準備の都合上、参加希望の方は1月15日(水)までに鈴木までメールでお申し込みください。
演題概要:
がんの征服は人類の悲願であり、そのためにがんの一次スクリーニングの効率化は不可欠です。この課題克服にむけて日本では、2014年から2019年にかけて国立がん研究センターを中心として「体液中マイクロRNA測定技術基盤開発プロジェクト」という大規模な研究開発が行われました。既存のバイオバンクを用いて、卵巣癌、神経膠腫、肉腫などの稀な悪性疾患を含む13種類の固形がんの患者から10,000を超える血清を収集し、全検体のマイクロアレイ網羅分析を実施しました。このデータからみえてきた血清miRNA診断の実現可能性、および克服すべき課題、それを踏まえての米国での自分の挑戦も含めて、この場を借りてご紹介できればと思います。
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